「ChatGPT に聞く」から「Codex に任せる」へ

ChatGPT を使っている社員は多くても、「文章を書いてもらう」「調べてもらう」で止まっているケースが大半です。Codex を使えば、フォルダを指定して「このファイル群を整理して集計表を作って」と頼むだけで、ファイルの読み込みから成果物の保存までを任せられます。ここでは、非エンジニアが最初の1週間で身につけるべき3ステップを紹介します。

ステップ1:準備(30分)

  1. ChatGPT デスクトップアプリをインストールし、会社のアカウントでログインする
  2. 作業用フォルダを作る:デスクトップ直下ではなく、業務/請求突合/ のように目的別に分ける
  3. フォルダに入力ファイルとテンプレートを入れる:CSV、Excel、Word の雛形など
  4. AGENTS.md を1枚書く:目的・入出力・禁止事項・完了条件。書き方は AGENTS.md の書き方 を参照

会社のセキュリティ担当と、対象フォルダに機密情報を含めない運用を確認しておくと、その後の展開がスムーズです。

ステップ2:最初の依頼(1日目)

最初の依頼は、答えが分かっている過去の業務にします。たとえば先月すでに作った資料と同じものを、Codex に作らせて比較します。

依頼の型は次の4要素です。

  • 対象:「data/ フォルダの CSV 3 ファイルを対象に」
  • やること:「取引先ごとに合計金額を集計し」
  • 形式:「templates/report.xlsx の形式で」
  • 完了条件:「output/ に保存して、集計方法の説明を提示してください」

途中で Codex が確認を求めたら、判断基準を答えます。その答えは AGENTS.md に追記しておくと、次回から聞かれなくなります。

ステップ3:検証と定着(2〜5日目)

  • 人の結果と比較する:数値・件数・並び順を照合し、ずれがあれば指示書の判断基準を直す
  • 同じ依頼を3回繰り返す:3回安定すれば、その業務は「任せられる業務」として登録する
  • 依頼文をメモに残す:チームで共有すると、他のメンバーがすぐ再現できる
  • 確認者を決める:成果物をそのまま社外に出さず、必ず人が確認する工程を残す

向いている業務・向いていない業務

向いている 向いていない
CSV・Excel の集計と整形 判断基準を言葉にできない業務
定型レポート・議事録のドラフト作成 個人情報・機密度の高いデータの処理
ファイル名の整理、フォーマット変換 社外へのメール送信など取り消せない操作
資料の要約・比較表の作成 最終的な承認・意思決定

つまずきやすいポイント

  1. 依頼が曖昧:「いい感じにまとめて」では結果がぶれます。形式と完了条件を明示します
  2. フォルダが散らかっている:不要なファイルが混ざると誤読の原因になります。作業フォルダは目的別に分けます
  3. 確認せずに使う:成果物を人が見る工程を省くと、誤りが社外に出るリスクがあります

研修なら1日で「任せる」体験ができる

当社の Codex 研修(現場向け) では、参加者が自分の業務データを持ち込み、AGENTS.md の作成から実行・検証までを1日で体験します。ChatGPT をすでに導入している企業は、追加契約なしで始められます。詳しくは 無料相談 からお問い合わせください。

よくある質問

プログラミングの知識は必要ですか?
必要ありません。日本語で『このフォルダの CSV を集計して部門別の表にして』と依頼すれば、Codex が手順を考えて実行します。必要なのは、業務の手順と判断基準を言葉で説明できることです。
ChatGPT のブラウザ版でも使えますか?
ローカルのフォルダを対象に作業させるにはデスクトップアプリが必要です。GitHub 上のリポジトリを対象にするクラウド実行はブラウザからも利用できますが、非エンジニアにはデスクトップアプリからの利用をおすすめします。