職種ごとに「効く場面」は違う

Microsoft 365 Copilot の機能一覧を見ても、自分の業務にどう当てはまるかは分かりにくいものです。当社の研修では、職種別にシナリオを用意し、実際の業務の流れの中で使う場面を体験してもらいます。ここでは代表的な4職種のシナリオを紹介します。

営業

場面 アプリ 依頼の例
商談前の準備 Teams / Outlook 「A社との過去のメールと会議メモから、直近の課題と未対応事項をまとめて」
提案書の初稿 PowerPoint / Word 「この提案概要の Word 文書から、10枚構成の提案書のドラフトを作って」
商談後のフォロー Outlook 「この会議の要約をもとに、お礼と次のステップを記載したメール案を作って」
案件の進捗整理 Excel 「この案件一覧から、受注確度別の件数と金額を集計して」

営業では「準備時間の短縮」と「フォローの漏れ防止」が最も効果を実感しやすい領域です。

企画・マーケティング

場面 アプリ 依頼の例
調査資料の整理 Word / Copilot Chat 「この3本のレポートの共通点と相違点を比較表にして」
企画書のたたき台 Word 「この箇条書きメモから、背景・課題・施策・KPI の構成で企画書を作って」
データの傾向把握 Excel 「この月次データで、前年同月比が悪化している項目を教えて」
施策の振り返り Teams 「先週の定例会議から、決定事項と担当者を一覧にして」

経理・人事・総務

場面 アプリ 依頼の例
問い合わせ対応 Outlook 「この質問メールに対し、社内規程の該当箇所を引用した回答案を作って」
規程・マニュアル整備 Word 「この規程の改定案について、旧版との変更点を一覧にして」
集計・チェック Excel 「この経費データで、上限を超えている行を抽出して条件付き書式で色を付けて」
社内周知 Outlook / Teams 「この制度変更の要点を、全社員向けの案内文として300字でまとめて」

管理部門では「定型的な問い合わせ対応」と「文書の改定・比較」が、Copilot を試しやすい業務です。効果は業務と運用によって異なるため、試す前に作業時間を測っておくと比較できます。

管理職

場面 アプリ 依頼の例
欠席した会議の把握 Teams 「この会議の決定事項と私に関係する ToDo を教えて」
メールの整理 Outlook 「今週の未読メールから、返信が必要なものを優先順に一覧化して」
部門報告の作成 Word / PowerPoint 「この週報3本から、部門の進捗と課題を経営会議向けに1枚にまとめて」
1on1 の準備 Copilot Chat 「Bさんとの直近のチャットとメールから、フォローすべき話題を整理して」

管理職は自ら使う姿を見せることが、部門全体の利用率に直結します。

シナリオを自社版に落とし込む

  1. 職種ごとに「週に何度もやる業務」を書き出す
  2. その業務で使うアプリと、Copilot に頼める部分を分ける
  3. 依頼文をテンプレート化し、部門で共有する
  4. 使ってみて効果があったものだけを残す

依頼文の作り方は Copilot のプロンプト設計 で詳しく解説しています。

研修は職種別シナリオで設計

当社の Microsoft 365 Copilot 研修 では、参加者の職種に合わせたシナリオと、自社の業務データを使った演習で「明日から使える」状態を目指します。利用率の課題や職種構成に応じた設計は、無料相談 でご提案します。

よくある質問

Excel での Copilot は何ができますか?
テーブル形式のデータに対して、傾向の分析、数式の提案、条件付き書式やグラフの作成、列の追加による計算などを自然言語で依頼できます。データがテーブルとして整っていることが前提です。
Teams 会議に参加できなかった場合も要約できますか?
会議がトランスクリプト付きで録画されていれば、後から Copilot に要約・決定事項・自分宛の ToDo を尋ねられます。会議のレコーディング設定を組織で整えておくことが重要です。